2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
義経人気(いわゆる判官贔屓)のために割を食った、非常に人気のない人物。
日本の政体の根幹を作った人物。
こういう企画は書きやすくて良い。
細かい流れは忘れたが、大久保利通の話になって、 「彼は日本史上で5本の指に入る政治家だろう」 この点では同意が得られたが、 「残りの4人は?」 と聞かれてはてと指を折ってみた。 時代順に、 藤原不比等 源頼朝 徳川家康 大久保利通 吉田茂 基準はその…
昨日の続き。 二大政党制が機能しないとどうなるか?
完全な自由経済社会では、貧富の差は必然的に拡大する。 よって「小さな政府」派が政権にあるときは資本主義経済の原理に経済格差が広がる。 収入が正規分布を描くとすれば、上下の幅が大きいほど平均値より高い収入を得るモノは少数派になる。 従って民主政…
天正18年末、天下統一を成し遂げた秀吉は「浪人停止令」を出した。 これは決まった武家奉公先も耕すべき田畑も持たないモノ達を「浪人」として村から追い出せと言う命令である。
昨日の続きです。
藤木久志著「新版雑兵たちの戦場」 まだ精読中。
半ばブックレビューです。
日本は過去に二度の「鎖国」を経験している。 一度目は平安時代、遣唐使の廃止により国風文化が花開いた。 そして二度目が家光による「渡航禁止令」に始まり、その実体は管理貿易である。
井沢元彦著「銀魔伝」 通貨統合を阻む謎の黒幕「銀魔」を巡る時代小説。 来るべき続編にて「銀魔」の正体が明かされるらしい。
江戸の金融制度は世界最先端のモノであった。 元禄時代の勘定奉行荻原重秀が手を付けた貨幣改鋳は、金銀の含有率(品位と言った)を下げる事で通貨の流通量をコントロールする画期的な金融政策であった。 彼は 「貨幣は信用さえ与えれば瓦でもよい」 と言う…
呉智英著「封建主義者かく語りき」 封建主義と民主主義を対峙させて論じているが、実際には両者は決して両立できない概念ではない。 そもそも封建「主義」、民主「主義」と言う呼称そのものがおかしいのである。 どちらも自由主義経済を実現する為の単なる制…
江戸は封建制社会であった。 この「封建」というのは君主が功臣に領地を与えて委任統治させる制度であって、主義思想ではない。
ビクトリア朝時代にマルサスによって書かれた本。 人口増加に対して食料生産力の上昇は緩慢であるため、人口増加はいずれ頭打ちとなると言う理論が提示される。 「マルサスの均衡」状態に陥った社会では所得が人口の維持で相殺され、所得は低い水準で固定さ…
近代的な史観では江戸時代は封建的な閉鎖社会とされてきた。 それがいつの頃からか江戸時代の再評価が進んでいる。 小さな政府という観点から何度か江戸幕藩体制について触れてきたが、今回は(昨日の流れから)環境問題について取り上げる。
環境破壊は人口の増加によってもたらされた。 文化という言葉の元となったのは農業であるが、これこそ人類最初の環境破壊でもある。 少子高齢化による人口減少は環境問題にとっては望ましい条件ではないか。
失業率が問題となる一方で、ニートと呼称される若者の勤労意欲の低下が話題に上っている。 これは矛盾していないだろうか? やがて「団塊の世代」が定年を迎える。 彼らが第一線を退けば大量の求職が発生し、これらの問題は自然に解決するはずである。
結論から言えば、雇用は国家が関与すべき問題では無く、労働市場の調整機能に委ねるべきである。
外交に感情を持ち込んではいけない。 日本ほどの大国になれば、嫌いだからと言って付き合わないと言うわけには行かないのである。
昨日書き忘れた事。
日本は経済的にも軍事的にも米国に次ぐ大国である。 それを考えると、やはり身の丈にあった国際貢献は必要であろう。
明石散人著「日本史快刀乱麻」
いままでは組織としての最小国家を論じてきたが、今回は規模に着目した考察をする。 国防のような数が力に直結する様な分野では国家の規模は大きい方がいい。 だがそれ以外の機能については地方単位での運営の方が効率がよい。
祝Wカップ出場決定。
私は野球よりサッカー派なんですが…。
淘汰システムは戦争のみではない。 人口が密集地域では疫病という別の人口調整機能が有効に働くのである。
つまり戦争を前提とした社会システムはいずれ破綻する筈なのだが…。 昨日の、この疑問について考えてみた。
世の中には、兵器や軍隊があるから戦争が起こるのだと考えているおめでたい「平和主義者」が存在する。 だが、歴史を学べば、こうした「平和主義者」の存在が戦争を招き寄せる事が判る。