人口論

 ビクトリア朝時代にマルサスによって書かれた本。
 人口増加に対して食料生産力の上昇は緩慢であるため、人口増加はいずれ頭打ちとなると言う理論が提示される。
 「マルサスの均衡」状態に陥った社会では所得が人口の維持で相殺され、所得は低い水準で固定されてしまう。
 但し、積極的な人口抑制策を取ると、個々の所得を高い水準で維持できる事になる。