2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

九十六条について

自民党が作成中の新憲法草案について検討してみます。 変えるべきでないと言う意見の方はマキャベリズム2「悪しき完全主義」をお読み下さい。 消極派の方にはこの言葉を贈ります。 「時期尚早と言う者はいつまでたっても時期尚早という」川淵三郎

米軍再編

普天間基地返還に関して合意が成立し、駐留海兵隊も七千人の削減、といずれも日本側の意見が通った形となりました。 沖縄の基地問題については地元が納得していないようですが、米軍基地が無くなったら喜ぶのは中国に決まっている訳で。 沖縄の地政学的価値…

造反組処分

最も重い除名処分は、首班指名で小泉総裁に入れなかった野呂田氏のみで残りは二番目に重い離党勧告でした。勧告を受けた組は10日以内に離党届を出さないと除名されるので、結局自民党から追い出される事になります。 処分が軽すぎるという意見も当然有るだ…

北朝鮮・続

拉致問題の解決は北朝鮮問題の終点ではない。 対北朝鮮問題の目標はその軍事的脅威を取り除くことにある。

阪神が弱いのか、千葉ロッテが強いのか。 まあ、同タイプのチーム同士だと、実力の差がくっきりと現れると言うことでしょう。

陰謀論

陰謀とは達成されるべき目標、およびその為の手段を相手に知らせないことである。 故に、政治とは多かれ少なかれ陰謀的であり、それ自体が称賛や非難の対象とは成らない。 陰謀を非難するモノは、単にその結果が自己の不利益を生じていることに不満を漏らし…

敗戦処理

参議院神奈川補選で川口元大臣が当確。 民主党の前職は小泉首相への”逆刺客”として鞍替え出馬して返り討ちになった訳ですが。

新潟1-0横浜 何とも心臓に悪い試合でした。 さて、阪神vs千葉ロッテという夢の日本シリーズがいよいよ開幕です。

相克と相生

官僚の本分は既存の体制の維持にある。だから、官僚が有能で有るほど改革に抵抗する厄介な存在となる。 官僚制度が正常に機能しているときは官僚のなわばり意識は相互監視機能として働く。だが、このバランスが崩れると、責任放棄のたらい回しになるか、権益…

党首討論

前原さん、良いことも言ったのにねえ。 NHKは靖国参拝論争に着目して流しているから、台無しです。 ポケットから賽銭を出すのが「不謹慎」って。突っ込むところが違うだろうに。と言うか、それじゃあ小泉首相の狙い通りだって。

温暖期の思想

寒冷期に生まれた孔子の思想は温暖期にはいると否定される。 その一例が平等無差別の博愛主義を唱えた墨子の思想である。 温暖期には物資が豊富なので必然的に戦争反対論に傾く。 また、孔子の儒教と並ぶ老子の道教もやはり温暖期に生まれた。司馬遷の史記に…

靖国参拝

小泉首相にとっては解散総選挙を決めてからの予定表通りなのでしょう。 打たれてみればこれ以外にはあり得ないと言う一手です。見事と言う他は有りません。

食肉の禁忌

ヒンドゥーでは牛が、イスラムでは豚が、理由は真逆だが食べてはいけないモノとして規定されている。 こうした宗教上の禁忌は全く意味が無い訳ではない。

地震雲

地震雲というモノがあるらしい。 この稿は地震雲の真偽を考察するモノではなく、これを素材として科学的思考について考える。

郵政民営化法案

長い回り道、しかし恐らく歴史に残る一日、を経て郵政民営化関連法案が成立しました。 2005年9月11日は「歴史が動いた」一日として語られるでしょう。

参考文献 

原田常治著「気温の周期と人間の歴史」 ISBN:4574700629 ISBN:4574700637 残念ながら恐らく絶版。

寒暖周期と思想

寒冷期にはいると、階級制度の締め付けが強くなる。だが、これが長く続くと不平不満が蓄積する。 世界の宗教のほとんどは安全弁として寒冷期に発生してくる。逆に温暖期には不平不満が少なくなるので、布教活動は実を結ばないのである。 インドに仏教が発生…

寒暖周期と男女関係

あらゆる生物は個体維持と種の維持という二つの目的を持っている。

農業の誕生

人類の歴史は地球環境に大きく左右されるが、中でも大きいのが気温の変動である。 人類社会はその歴史のほとんどを狩猟採取によって維持されてきた。 狩猟採取社会では大きな人口を維持出来ないが、労働時間はさほど必要としなかったのである。 だが次第に人…

文明の外縁

帝国の外、文明の外縁に存在した日本とドイツ。 共に民族文化を残しつつ、文明を取捨選択して取り入れている。 日本の場合には海を隔てて文明との距離感が保たれていたが、ドイツ=ゲルマン人の場合には文明化はローマ化ではなくキリスト教への改宗という形…

文明の通り道

ベトナムとイギリスを対比させる上で最大の問題点は朝鮮=フランスの第一グループとの関連性である。 イギリスはフランスを経由して文明化した為に、長くその影響下に置かれた。対してベトナムは朝鮮とは別ルートで分明と接触したため、相互に無関係に存在し…

文明よりの脱落

唐代にはベトナムは中華文明圏の一部であった。だが、東夷=朝鮮人とは異なり、南蛮=ベトナム人は唐の衰退の後に自立への道を選び、華夷秩序を抜け出した。ベトナムはあのモンゴルの攻撃すら凌ぎきったのである。 両者の違いと言えば、朝鮮は半島の突端で逃…

文明の継承者

朝鮮半島は自他共に認める中華文明圏の長女である。 その染まり方は徹底しており、*1同化されずに朝鮮族が未だに残っている不思議なほどである。 だがよく考えてみると、半島と中国文明圏の間にはツングース族の勢力が存在しており、直接接触していない。更…

文明の源流

東アジアの文化の源流は古代中国である。対して、ヨーロッパ文明の源流は古典古代と呼ばれるギリシア・ローマに遡る。だからアジアに置ける中国と対比させるにはギリシアとイタリアをセットで取り上げるべきかも知れない。 中国最古の文明は黄河流域ではなく…

アジアとヨーロッパ

古代中国とローマ帝国を対比させ、それぞれに連なる現代の国家同士を比較研究する。 さて各々の文化的影響を考慮してアジアとヨーロッパの国を対比させてみよう。 まず、現代中国とイタリア。 各々同じ場所に存在し文化の中心としての存在感はあるが、蛮族の…

嫉妬心

人は、心中に巣くう嫉妬心によって、誉めるよりけなすほうも好むものである。 共和国において、一市民が権力を駆使して国のためになる事業を行おうと思ったら、まずはじめに人々の嫉妬心をおさえこむことを考えねばならない。 嫉妬心を押さえ込む方策として…