アジアとヨーロッパ

 古代中国とローマ帝国を対比させ、それぞれに連なる現代の国家同士を比較研究する。
 さて各々の文化的影響を考慮してアジアとヨーロッパの国を対比させてみよう。
 まず、現代中国とイタリア。
 各々同じ場所に存在し文化の中心としての存在感はあるが、蛮族の蹂躙を経験して居るため国家としての連続性はない。但し、現代中国は古代帝国と比較しても最大領土を得ているが、イタリアはかつての規模には遠く及ばない。
 朝鮮とフランス。
 どちらも完全に文明化され、各々の文化圏に置ける長女として民族的自尊心にあふれている。
そしてどちらも三番目の、文化圏外の蛮族の支配を受けた苦い経験を持つ。
 ベトナムとイギリス。
 一番目よりも文明化の度合いは小さい。
 普通は島国と言うことでイギリスと日本を対比させるところだが、此処では文化的影響力を重視した。
 日本とドイツ。
 古代帝国の領域外にあり、その支配を受けなかった。長女とは特に仲が悪く、支配下に置いた経験を持つ。そして現代に有っても各文化圏で最大の経済大国である。