2005-10-21 相克と相生 社会私論 官僚の本分は既存の体制の維持にある。だから、官僚が有能で有るほど改革に抵抗する厄介な存在となる。 官僚制度が正常に機能しているときは官僚のなわばり意識は相互監視機能として働く。だが、このバランスが崩れると、責任放棄のたらい回しになるか、権益が重複して無駄だらけになる。 公務員改革の本質は数を減らすことではなく、無駄を省いた簡素な行政機構を作り出すことにある。 その為には公務員の役割とその数をゼロベースで見直すべきだろう。