貰う側の理論

 親の地位や財産は機会の平等化に際して障害となる。
 その場合、持てるモノから奪うのではなく、持たざるモノへの援助という形で均衡を取る。
 高等教育については、奨学金制度を充実させかかったコストを後払いにする方式が考えられる。
 これは本筋ではないのだが、この方式だと親が死ぬのをじっと待つと言う陰湿な状態が起こらない。もっと言えば、財産目当ての殺人も不可である。
 問題はミステリー小説の種が減ることか。