選挙王制

 絶対王政以前のヨーロッパでは王は貴族達(等族とも言う)の選挙によって選ばれる。
 そして、世襲相続が認められるのは直系の子孫に限られる。直系以外の継承はたとえ血の繋がりがあっても同じ王家の相続とは見なされず、新王家の創設と見なされる。
 対して、血統原理のみが重視される日本では直系以外の相続であっても同一の王家として扱われた。
 日本の天皇家とヨーロッパの王家を同列に扱うことはそもそも無理があるのだろう。