第四次産業

 商業というのは余剰生産物の物々交換から始まっているが、これは他人の持ち物を欲しがるという余り誉められない感情が下敷きにある。
 そこから発展して新たな需要即ち欲望を掻き立てる行動が生まれる。第三次産業から派生した情報産業というのは更に高次の第四次産業と言えるかも知れない。
 第三次産業第四次産業の境界は、扱うモノに実体があるか無いかであろう。実体がないからこそ、虚業に成り兼ねない危うさを備えているのではないか。