分割統治・裏

 分割統治というのは元々ローマ以来の外交手法である。
 覇権を握ったローマが従属勢力と個々に同盟を結び、従属勢力同士の横の関係を作らせないと言うモノであった。
 アメリカは戦後に新たに勢力下に置いた日本と韓国に対して分割統治を布いた。
 本来なら、日本に居た旧李王家を復権させれば良いはずの所を、米国に亡命していた、つまり反日家であった、李承晩を帰国させて大統領に据えたのはそういう意味がある。
 李王家を復活させれば半島の分割に支障が出ると言う事情も有っただろうが。
 李承晩はアメリカの意図を越えた過度の反日政策を進めることになる。