郵政民営化法案
取りあえず第一関門(衆議院)は通過した。
5票差というのは実に際どい。
しかし、これが賛成派と反対派の妥協の結果だとしたら?
ぎりぎりに見えるのは反対派の面子に配慮した結果ではないか。
マスコミの報道では小泉総理の求心力の低下を指摘していたが、法案が通ればどのみち総理は辞めるだろうから今更問題にはならない。
総理は名を捨てて実を取った事になる。
この推論が正しければ、馬鹿を見たのは野党である。
特に民主党はキャスティングボードを握り損ねた。
彼らは賛成に回ってもっと徹底的に民主化案を突き詰めるべきだったのに、与党内の反対派の動向に期待するなんて他力本願では絶対に政権は取れない。
造反議員に対しての処分の行方が注目される。
欠席議員まで含めて処分すると過半数を割ってしまうのだが、議論は参議院に移るので万が一そこで否決されて差し戻されたらその時改めて反対派と折衝すればいい。
参議院には解散の脅しは効かないからさてどうなるか。