途上国支援

 いきなり前提を覆すようだが、私は発展途上国という表現が好きではない。
 かつての表現(後進国)よりも柔らかくはなったが、経済発展がすべてに優先されると言うのは文化の多様性を否定している様に感じられるからだ。
 先進国が発展途上国に対して支援を与えるというのは概ね正しい。
 絶対的にと言わないのは、与える側として余計な嫉妬を招かないためと言う打算が働いているからである。
 テロというのは、貧乏な人間が金持ちに対して仕掛けるモノである。

 支援される側も、それを当然と考えていてはいけない。
 それは逆の立場から見れば一種の愚民化政策に繋がる。
 経済支援というのは簡単ではない。