社会的人口分布

 以前に、年齢別の人口分布について書いたが、今回は社会的な人口分布である。
 近代以前の身分階層社会はピラミッド構造を持っていた。要するに一握りの支配階級と多くの下層市民と言うことである。
 身分が固定している限りこの比率は大きく変化しない。しかし、近代以後の自由主義思想により身分制が崩壊し人口分布は流動化した。
 完全競争社会では社会的人口分布は正規分布を描くはずである。
 後は民主政体における二大政党制論へ繋がる。
 富裕層(保守)と貧民層(革新)を代表する政党が立ち、それに大多数の中間層がどちらへ付くかで政権交代が発生するだろう。