人口規模と搾取の構造

 集団の膨張により社会構造は複雑化する。それと共に搾取の構造も変化する。
 小さな集団では力の強い者がより大きな分け前を得るかも知れないが、集団が大きくなるに従って単純な暴力は通用しなくなり、頭の良い人間が多くを得る様になるだろう。
 暴力によって得たモノは暴力によって失われる。要点は頭の良い人間が生み出した搾取の構造を利権化して継承させないことである。
 財産の相続は成功報酬として許されるとしても、財産が財産を生む様な構造は認められない。
 金持ちの馬鹿息子には浪費に励んでもらい、遺産を食いつぶして貰いたい。
 浪費は経済効果を生む。