難民と移民

 難民の受け入れに関して、良く人道的見地からと言う言葉が使われる。
 だが難民の無条件受け入れは本当に人最良の解決に繋がるであろうか。
 まず、難民を出す側の問題。 
 国家というのは国民のためにある。その逆ではない。難民を出し続けている国というのはそれだけで国家として失格である。そのような弱体化した国家は当然に滅ぶべきなのだが、現代はそのような淘汰作用*1は否定されている。人道論者は当然に対案を出すべきではないか。
 次に難民を受け入れる側の問題。
 難民は移民とは違う。移民と言うのは合法且つ適切*2に扱えば国力に繋がるのだが、難民の受け入れは効力の減退になる。
 彼らは着の身着のままでやってくるのでまず生活保護が必要になる。第二に彼らは本国で不要とされた人材であり、新しい場所でこれが有用*3となる可能性は低い。更に彼らは出来ることなら帰りたいと考えており、新しい社会への適応が鈍い。彼らを国力として組み込むのは至難であり非効率である。

*1:つまり戦争。

*2:実はこれが難しいのだが…。

*3:有用でありながら追い出された、もしくは追い出されたとすれば有害であるからだが、その場合は難民ではなく亡命者と呼ばれるだろう。