楽天対ライブドア

 第一ラウンドはプロ野球球団の獲得。
 先行したのはライブドアだったが、球団を手に入れたのは後から乗り出した楽天であった。
 だが、必ずしもライブドアが負けたとは思わない。少なくともライブドアは全国的に名を売った。
 一方の楽天は、球団を獲得したとはいえそれは下位チーム二つをシャッフルした、悪く言えば出がらしのような球団で、予期されていた通りダントツの最下位。
 あの監督交代劇は傍目にも無様と映った。
(ついでに言えば、サッカーの方でもスポンサーとなった神戸は最下位を独走している)
 そしてTVメディアとの融合。
 フジテレビを搦手から獲得しようとしたライブドアは、ひとまず目的を達し、対する楽天はTBSが所有する横浜球団との絡みもあって交渉は難航している。
 常に未踏地に踏み込んで、その為に必ずしも当初の目的を達したとは思えないライブドアだが、その行動は既得権益を破壊し確実に時代を動かしている。
 それに比べて楽天は何か後追いばかりで清々しさが感じられない。
 ライブドアほりえもんは第三の挑戦として衆議院選挙に打って出た。結果は敗北であったが、彼は次の備えて布石を打っている。もしかしたら次回は勝ってしまうのではないかと期待を抱かせる。
 果たして最後に嗤うのはどちらか?