平和憲法
戦争放棄を謳った新憲法はGHQによるWGIPの一環であったことは疑いない。
気になるのはこれを受け容れた吉田首相の真意である。
彼は占領軍の統治政策に協力した売国奴なのか、それとも米軍の意図を利用して経済復興を優先させた確信犯であったのか。
憲法改正論議に際して常に衆議院の2/3の賛成が必要という条件がネックとなってきた。これが護憲左翼勢力に利用されてきた。
与党内部の派閥間で擬似的に行われた政権交代と、決して政権を狙わない無責任野党の馴れ合いが長く続く。
いわゆる55年体制は冷戦構造化に於いてのみ機能した。日本はだがその後の世界秩序の変化に対応し切れていない。
国際感覚の欠如は今も変わっていない。